グッドバイ
GOOD BYE 

1991年10月23日(水)〜 29日(水) 駅前劇場(8st)




story


稲妻閃く深夜。東京郊外の古い洋館にひとり
の果報者のおじさんがいた。彼の名前は沢田
幸吉、売れっ子の怪奇小説家である。今夜彼
は若くて賢くて可愛い花嫁を迎えるのだ。長
年連れ添った古女房は3ヶ月前に事故で死亡。
なんの気兼ねも気掛かりもなく幸せの初夜に
突入!ところが良いことは長続きしないもの。
若妻とベッドインして、さあ、これからとい
うその時に花嫁は謎の突然死。それを境に次
から次へと襲いかかってくる恐くて不幸な出
事。幸吉の運命やいかに!そして御所河原
ゆりの活躍は!




episode


地味な物語のあとはやはり派手な物語。体力
的には大変ですが、精神的には開放されます。
御所河原さゆりも健在。この回では僕が主人
公の沢田幸吉を演じました。




cast


沢田幸吉/田窪一世
沢田綾/杉田陽子、山村志津子
沢田徹/植村拓也
沢田政子/村上弥生
霧島のぞみ/船津えりか
島田江利子/岩崎友美
チャイナドレスの幽霊/北尾敦子
チャイナドレスの幽霊/村田泉
チャイナドレスの幽霊/佐々木真紀
チャイナドレスの幽霊/杉浦由里子
浮遊霊/岡野佐多子
浮遊霊/村田泉
浮遊霊/佐々木真紀
閻魔大王/佐藤荘二郎
御所河原さゆり/鶴屋紅子










staff


作・演出/田窪一世
装置/木村光春
照明/板谷静男
音響/水越佳一
振付/宇海光
舞台監督/巡博之

撮影/田中健次
絵/小松修




review


▶︎いつもいつも田窪さんの台本には感心させ
られます。繊細で、残忍で、宇宙的で……。
流行りの宗教家たちにもぜひ見せたい。あの
世の存在とはこういうものだと。幸せとはこ
ういうものだと。面白くて儚くて、壮大なス
ペクタクルロマンでした(成瀬美和、25歳、
会社員)

▶︎ラストシーン、鳥肌が立ちました。前半の
ユーモラスな部分とラストの人間の本質に迫
る部分。楽しみながら考えさせられる舞台で
した。感動を家まで持って帰ります。(関口
宏 30歳、自営業)

▶︎最高でした。舞台を見ながらこの物語が
わらなければいい、そんなことを願ってい
した。いろいろ書きたいことがあるんです
ど、心の中で浮かんだり沈んだりしてうま
書き表せません。ごめんなさい。とにかく
高の舞台でした。(京極陽子、15歳、学生)