さよならピーターパン
GOOD BYE PETER PAN 

1993年6月16日(水)〜 22日(火) 駅前劇場(9st)
1993年6月25日(金)〜 27日(日) 相鉄本多劇場(4st)



story


山本一郎さんはごく普通のサラリーマンでし
た。会社ではごく普通に上司にいじめられ、
家庭ではごく普通に奥さんと険悪な毎日を送
っていました。ただ一つ普通じゃなかったの
は、なんと彼はピーターパンだったのです。




episode


初演「ピーターパンは眠らない」のテーマは
「大人になっても子供の心を忘れずに」だっ
たのが、この回では「ちゃんと大人にならな
きゃ」と180度変わりました。現代の風潮に
反発してたんですね。




cast


山本一郎/田窪一世
ティンカーベル/岡野佐多子
フック船長/目黒裕一
スミー/植村拓也
母親/村上弥生
浩二くん/鶴屋紅子
中学生の一郎/山村志津子
美代子/杉田陽子
留美子/小林千加
主婦/岩崎友美
先生/古海裕子
書記/本橋力
チクタクワニ/佐藤荘二郎










staff


作・演出/田窪一世
装置/木村光春
照明/板谷静男
音響/水越佳一
振付/宇海光燿
舞台監督/上村利幸

撮影/田中健次
絵/小松修




review


▶︎しっかり作って芝居してるなあと思いまし
た。内容も分かりやすいし、みなさん役にな
りきってますね。ケースワーカーの仕事をし
ていたころ、まさにピーターパン・シンドロ
ームそのものの家族との出会いが多くあり、
あの頃の虚しさを思い出しました。本人たち
は分からないんですよね。というより分かり
たくないのでしょうが……。今夜は色々と考
えてしまいそうです。よいお芝居ありがとう
ございました。(高橋晴美、32歳、主婦)

▶︎お伽話のピーターパンではなく、現実社会
のピーターパンを見たような気がします。芝
居を見たのは初めてでしたが、ただ、笑うだ
けではなく考えさせられるものでした。家に
帰って自分を振り返ってみようと思いました。
いい話でした。(大澤敦子、27歳、看護婦)

▶︎心理劇ですね。心がちょっぴり痛かった。
(小嶋佳子、43歳、主婦)